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ノーリッチテリア 233匹の血統書無効事件! [ブルマスティフ 子犬 ブリーダー HP情報]

2013年5月19日(日) [曇り]⇨ [雨]

先ほど大きなニュースが飛び込んできた。
ブルマスではなくてホッとしているが、血統書偽造である。
詳細はリンクを見て欲しい。

【<犬の血統証明>人気テリア233匹取り消し 虚偽発覚で】
米国から日本に「ノーリッチ・テリア」として輸入された犬3匹の血統登録手続きに問題があったとして、日本で血統証明書を発行する社団法人「ジャパンケネルクラブ」(JKC、東京都)が4月、子孫犬を含む合計233匹の血統登録を取り消したことが分かった。JKCによると、これほど大量に登録抹消され、犬種不明となるのは異例。過去のドッグショー(品評会)の成績も無効になるといい、購入者はショックを受けている。
以下 ↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130519-00000007-mai-soci

JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)は「血統証明書は本来、交配の基礎資料になるもので犬の評価を表すものではない」と理解を求めている。

としているが、ノーリッチテリア関係者にとっては驚愕ものであろう。

血統証明書は確かに私達ブリーダーが犬を交配するために、両親犬の近親交配率を考えたり、系統による長短所や遺伝疾患排除のための大きな参考資料である。

また、ドッグショーに出陳する人々の当該純血種としての証明書でもある。

愛犬の評価には関係ない・・・と言われればそれまでだが、当該オーナー達がそれで納得出来るだろうか?
純血種として購入した犬が、(しかも大金を注ぎ込んでチャンピオンにまでした愛犬が!) そこらの雑種?と同等の犬だったなんて!オ~マイガ~~~ッ!!!である。

オーナーと販売者側でトラブルになるのは間違いないだろう。
しかし、誰が(どこが)責任取れるのだろう???

純血種だとAKCとJKCが認めたから繁殖した!が・・・これが間違いならブリーダーではなくJKCが損害賠償の責任を負うのか?・・・・JKCは 責任を認めて賠償することはないだろう。

私が、当該輸入犬のオーナーなら『こちらこそ被害者だ』と事の大きさに泣き崩れることだろう。
犬舎閉鎖も致し方なし・・・である。

それだけ私たちはJKCやAKCの血統証明書には信頼を置いている。
だから、今回の処分も両手を上げて歓迎して受け入れる。
中には、当然 血統書剥奪だけはしないであげてくれ!と言う関係者もいるに違いないが、間違いは間違い!嘘は嘘とJKCにはキチンと処理してもらわないと真面目な繁殖家が迷惑する。
(・・・これは繁殖家達の間では昨年から既に話題にはなっていた事実である。)

繁殖しようとしている犬の歴史がウソなら、自分はいったい何をやっているのか私の存在意義すらなくなってしまう。真面目な繁殖家ほど心身金銭ともに損害が膨らむ!
(ペットショップに卸す多くのパピーミルには関係なかろうが。)


JKCは特に血統書発行には厳しい団体である。 国内でも他の団体だと かなり緩いところもあるが私は頭からそういう団体の血統書は信じてない。

また、最近はMIX犬の血統証明書を発行する団体もあるとか(笑)
由緒正しい雑種の血統証明書というところか。

どちらにしても 233匹の血統証明書を無効とする判断は私どもブリーダーにとっては犬種こそ違えど大きな事件である。

私も犬を輸入する際には、前もって血統書を開示してもらってそれなりの調査をして不審な点がないかを調べているが、素人繁殖家にそんな不自然な箇所が分かろうはずがない。
JKCやAKC(アメリカン・ケネル・クラブ)の資料(血統書)が正確との前提がなければ全てが泡沫となってしまう。

私は常々、犬の基本は骨格を重んじると書いてきた。
そして、もう1つは犬の持って生まれた性格である。

私の犬舎の犬は生涯、人を決して噛んではならない。これは私の原則である!!!
オーナー様の育て方や環境もあるので、環境によって左右される要因も多いので深く入り込むことは出来ないが、少なくとも噛み癖のある犬は私の犬舎から出さないように血統、子犬時の社会化などには細心の注意を払って繁殖 子犬育てをしている。

私は、祖先犬の性格は子孫犬にも遺伝すると言う立場を持っている。
これは子犬の社会化だけではなく、持って産まれたものであるとの立場だ。


ここで興味深い資料を紹介しよう。
海外のデータだったと記憶しているがどこから取ってきたものか覚えが無いのであくまで参考程度の資料として見て頂きたい。

飼い主・家族を噛んだことのある犬種。
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他人を噛んだことのある犬種。
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可愛い小型人気愛玩犬種が上位にいるには訳があると考えている。

訳とは・・・パピーミルによる両親犬の性格を考慮しない繁殖や素人繁殖、ペットショップ卸売業者の姿勢によるところが大きいと判断している。
他にも色々と考えられる要素があるが、それは別の機会にお話しよう。

私が書くのも変なものだが、完璧な犬は存在しないし、遺伝疾患も完全に排除されていないのが現実である。

しかし、私たちは犬を繁殖する立場として、努力を継続する責任を負っているのは間違いない。

ショードッグ、家庭犬を問わず、本当に良い犬とはなんぞや???は、私達に課せられた永遠のテーマである。


今週は良い天気に恵まれました。
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ちょっと隙を見て、志摩スペイン村(犬舎から自動車で1時間)に遊びに行ってきました。
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では・・・

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