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ブルマスティフ ブリーダーの憂鬱! [繁殖 ブリーダー]

2009年2月9日(月)曇り 一時 雨

子犬達にちょっとポーズを取らせてみました。
bull716.jpg
特にショーポーズの練習を始めてはしないのですが、意外に素直にポーズを取ってくれるので将来有望です。

bull717.jpg
こちらの子は、何枚か撮影したのですが・・・
みんなカメラ目線です(笑)
ワーキングドッグは勇ましく正面を向いてポーズしてください!

昨年の後半から今年にかけて、大型犬のブリーダーで廃業しているところが多いです。
私が存じ上げてる犬舎でも数件が姿を消しました。

このままでは、大型犬を専門に繁殖しているブリーダーは壊滅状態になりはしないかと心配しています。

大型犬の犬舎を維持していくには、小型犬の犬舎の比ではない固定費がかかります。
私は、大型犬も小型犬も命あるもの・・・1匹は1匹!だと言う主義ですが、こと経費に限ってはそうではありません。
食事の量は、大型犬は小型犬の5倍以上は軽く食べます。高タンパクの良質のものでないとブルマスティフなどは一発でヤツれてしまいます。
寝床も大きく、運動場も広いスペースが必要です。小型犬なら3〜5匹飼えるスペースを1頭でドカンと占領してしまいます。
移動にもそれなりの自動車が必要ですし、フィラリア予防等の衛生管理費も高額です。

見た目に立派で格好良い大型犬ですので、家庭で1頭愛育する分には さほど経済的に大きな負担ではないと思いますが、繁殖を仕事でするとなると少なくても数頭以上の頭数が必要です。
毎日毎日の小さな経費の積み重ねが、1ヶ月、1年間となると驚くべき数字となってしまいます。

大型犬は、景気の指標の一つになるのではと思えるほど、世の中の景気に販売が左右される犬種です。
また、売れないからと値下げして売り切れる小型犬と違い、いらないものは無料でもお断り!ですから・・・(笑)

大型犬は、欲しければ数百万円の値段が軽く付きますし、いらなければ持参金を積んで貰ってもいらないって側面があります。

私達は、シリアス・ブリーダーでブルマスティフが好きで愛育し必要最低限の繁殖しかしませんし、犬質の優れた犬を作出していますので、販売するのが子犬である必要はなく 若犬でも成犬でも充分販売に耐えうる自信がありますので そんなに気にはしていませんが、このままでは同業他舎が少なくなってしまうのではないかと気にしております。

同じ犬種を繁殖して、どちらが優秀な犬かをお客様に判断して頂いて、競争の原理で切磋琢磨しながらお互いに犬種向上を目指して頑張らなければ純粋種のブリーダーとしての未来は決して明るくありません。

ブルマスティフなどの大型犬は、パピーミル(子犬工場)で繁殖された犬はすぐに判ります。
お客様が判断なされるには、繁殖ブリーダーの所で実際に親犬を見せてもらうか、その犬舎の複数(1頭ではダメ!これが秘訣!)のブルマスティフを見せて頂くのが一番簡単でしょう。
ペットショップで、ブルマスティフを購入すると言うのは私にすれば暴挙に近いものがあると思いますが・・・

早く景気が良くなって、休憩している素晴らしい大型犬ブリーダーが復帰したり新しく誕生してもらいたいものです。

では・・・

「ブルマスティフ」子犬のお問い合せ・飼育相談は、お気軽に
携帯090-1298-8181森下か info@bullmastiff.jp までご連絡下さい。

ブルマスティフ専門犬舎
CORNICHE BULLMASTIFFS
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「チベタンスパニエル」のHPです。可愛くて質の高い子犬が生まれています。
http://www.tibetanspaniel.jp/
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