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ペットショップで売れ残った犬の末路は・・・ [フィクションですが・・・]

2012年10月5日(金) [晴れ]

ビートルズの最初のシングル「ラブ・ミー・ドゥ」がリリースされてから5日でちょうど50年が経過したそうです。
いまだに色褪せない楽曲に驚きを隠せません。


週末になって初めて今度の月曜日が『体育の日』の祝日で、スポーツにしたしみ健康な心身をつちかう日であることを知った私です。
曜日の感覚だけは何とか保っているものの、祝日までもは管理出来ていません。

365日年中無休&無休で、盆正月も休み無しですから、大昔の丁稚ドンより動いて(?)います。早く『にんべん=亻』を 『動』 に付けて『働く』=『稼ぐ』立場になりたいものです。


今日、さりげなく寄ったコンビニで『禁断の・・・』というタイトルの本が棚に並んでいました。
内容は?と、目次をサラッと見てみると『ペットショップで売れ残った子はどうなるの?』という項目があり、興味半分で立ち読みしちゃいました(笑)。

大手ペットショップからのコメントに驚きました。
『安楽死とか変な噂がありますが、実際は不思議でしょうが当社で売れ残りはありません。無料か大幅値引きでお客様に販売する。ブリーダーに安く売って種オス台メスとする。店のマスコットにするか従業員が飼う。そんな風に適材適所に回っていきます』

ありえな~~~い(笑)
殺処分は お店の中ではないでしょうが、どこかで形を変えて行われているに違いない・・・と思っていたからです。犬に携わる私でもそう思っていました(苦笑)。


犬好きは元々犬が好きだから殺せない。
犬嫌いで、商売で犬を販売している人は、ただで客に犬を譲ってもドッグフードや備品で少しずつ利益を頂くことが出来るから殺すような勿体無いことはしない。
と、書かれているネットのホームページもありました。


ふむふむ・・・そうなのか!
納得できる訳無いでしょう。

あらゆる、商品を仕入れて販売する仕事には在庫売れ残りは付き物です。
売れ残りを見越して値段設定をしない販売店はありません。
売れ残りを考えないで済む販売方法があるとすれば、受注生産しかないはずです。

また、不良品・・・(生き物の場合は病気で予後の悪い犬、奇形の犬など)は、一定の割合で出るはずです。

当局からの指導でも、いわゆる奇形などの問題や病気の犬、身体が健全で無い犬は販売してはいけないとされています。
ですが、これらは程度の軽重はあるにせよ必ず生まれます。

特に血統を考えず、遺伝疾患も関係なし、売れ残りの犬で繁殖なんてしている危ない繁殖屋だと私の感覚では20%を超える確立で問題犬が発生していると思います。

そんな犬に貰い手があると思いますか???
まず、あり得ませんね。
無料でも、要らない!犬です。動物病院に高額の治療費を払って自分の時間を割いてまで、わざわざ疾患を抱えた自分と何の縁もない犬を飼う奇特な方はそうはいません。

おそらく、経済の理論からして どこかに消えているのだろうと私は思っています。

例えば、鶏卵ですが、卵を産まなくなった鶏は廃鶏として1羽数十円で業者に引き取られて、ペットフードや飼料、肥料などになっています。
競走馬で種牡馬や繁殖牝馬になれるものは、ごく僅かで多くは乗馬クラブ・・・それでも乗馬に向かない気質の馬は処分されています。
牛馬は、食肉になりますし、ヤギはメスは乳が採れるので重宝されて値が付きますが、オスは食肉になります。
経済動物は、経済原則に則って、役に立たない場合(或いは最初からの目的に達した場合)は淘汰されているのが普通です。

犬は趣味の動物ですが、商売として扱っている人間が、在庫処分をしないはずがありません。
そうしないと販売店が潰れるか、私のように限定した数の繁殖しかできず、見込生産(作出)が出来なくなります。
これが実態だと思いますが、どうでしょうか???
動物愛護法を順守しています、を建前としなければならない苦渋が感じ取れますね。

私の犬舎はペット市場やペットショップには絶対に卸しません。
商売が下手クソでも、一向にかまいません。
いつか、私達のやり方が正しいブリーダーのあり方だとお客様が気付いてくれることを願っています。


で・・・だったらお前のところはどうしてるんだよ?
と、言われるでしょうが・・・うちは、ある程度は生前に予約を頂いておかないと出産はしたくても怖くてできません。

大まかに、オス、メス、色くらいの指定で予約契約を頂いてから発情時に交配します。
ですから、生まれた後にオーナー様を探す子犬の数は少ないです。

ただ、どうしても生き物ことですから生まれた子がオスに偏ったり、メスに偏ったりがあります。
予約の少ない性別が多く生まれた場合は、私にとっては結構ツライですね。
商売の営業は私も家内も不得意ですから・・・

予約でオスが多い場合、メスが多い場合が不思議に偏るので裏目に出た場合は、まぁ、ノンビリとオーナー様を探します。
先述のペットショップさんでは、一番高く売れるのが生後2ヶ月前後で店頭に並んだ直後だそうです。
それから生後3~4ヶ月を過ぎるとドンドン値段が下がって行って生後7ヶ月くらいで底値に到達するそうです(笑)。

普通は、逆でしょ?
考えてみてください。犬を育てる経費だけの問題ではないですよ。
大きくなるに従って、犬の優劣がハッキリしてきます。
例えば、生後2ヶ月のスタートの時点で30万円の子犬だったとします。
この子犬が3匹いました。

30万円✕3=90万円が最高売上期待額です。

ショップさんの場合、2ヶ月目、5ヶ月目、7ヶ月目に各1匹ずつが売れたとしましょう。
1匹目30万円、2匹目15万円、3匹目5万円なら、合計の売上は50万円です。

本来の価値は優良な子犬の場合、世界標準では月齢が上がるに連れて価格は上昇します。
1匹目30万円、2匹目40万円、3匹目50万円で、合計120万円の売上です。

売上で倍以上の差が出ます。
急いで投げ売りする必要は全くないのです。

ペットショップが、急いで売りたいのは、売りたい事情があるからです。
骨格の基本構成が悪いとか、大きくなったら別の犬種になる?とか・・・
先の本では仕入れ価格の5倍~2倍が販売価格だと書いてありました。

私が知る限り、実際はもっと掛け値をしているところも多いと感じます。
ここまで来ると、まるで回転寿司の代用ネタのようですな。

タイ⇨ティラピア。スズキ⇨ナイルパーチ。カワハギ⇨ウマヅラハギ。カンパチ⇨スギ。ヒラメ⇨アカガレイ。アナゴ⇨アンギーラ。マグロ⇨アカマンボウ。アワビ⇨ロコガイ。玉子⇨卵白と人工着色料黄色2号。エンガワ⇨オヒョウ・・・
本当のネタ(矢印の右側)は何のこっちゃ全然分かりまへん。

言いたいのは、血統書と犬種が違うと言うことでなく、私が看板を出して握っている寿司と、ショップの犬質の差は、これくらいあるよ、ということです。

ティラピアの価格で仕入れてタイだよ、安いでしょ・・・ね、分かりますでしょ?(笑)


そういう意味で、現実的には私のところの犬はキチンと管理をしていれば良い感じに育つので価値は上がっているはずですが、日本の習慣もあるので だいたいが値上げも値下げもしない・・・というところに落ち着きますが、その中で頭角を表してくる若犬がいるので、その子は非売で私が飼います。
それでも私が飼ったからと言って、繁殖の機会が与えられるのはメスでその半分程度です。
あとは二軍です。
二軍でも、おそらく繁殖屋のエースよりは犬質は上だと自負しています。

日本の場合、特にペットショップさんが今まで犬の価格の水準をリードしてきました。
商品である犬の回転を上げるために、出来るだけ仕入れから販売までの期間を短くする販売戦略を長年取ってきたために、日本人の頭の中には『犬を買うなら子犬から、それも出来るだけ小さいうちから・・・』と言う概念が定着しているようです。

あとは、犬種の流行を洋服のように演出して、ハスキー、ゴールデン、ダックス、チワワ、フレンチブル、プードル、イタリアングレーハウンドなどを売れ筋犬種として販売してきました。

私からすれば、開いた口がふさがりません。
犬を流行で飼ってどうするんだべさ・・・

ブルマスの場合は、私の犬舎で万一売れ残った子犬は、基本的には私の遊び相手になるか、私の親戚の犬になるか(笑)、親友の犬になる段取りですが、有り難いことに 今のところ私の犬舎で賄える数しかいません。
もちろん、将来 よく育って私が次世代の繁殖がしたい時は私がするから預けて貰う条件や血統書は私の名前のままであることが条件になります。

ある程度の持ち駒が揃っていますので、健康なブルマスであれば毛色や歯の噛みあわせ、眼の色などと言った健康で家庭犬として全く問題がなければ安く譲って貰えないか?というニーズのお客様のリストを今後は作っていきたいと思いますので、興味のある方はご連絡ください。

但し、ドッグショー出陳や繁殖は絶対にダメです。

待ち時間も未定です。次回の出産で生まれるか10年先まで生まれないか、保証は出来かねます。

犬質の向上を徹底して目指している阿呆なブリーダーですから、お許しくださいね。

もちろん、ペットショップの中にも(営業の)優良店は多くあります。大手ショップのサービスは至れり尽せりです。全部が全部悪い悪徳だなんて考えてもいませんので。

この嘘付き!ろくに調べもしないでいい加減なことばかり書きやがって!と、訴えられると困るので『ブログカテゴリー』は『フィクション』にしておきます。
そうです。私が勝手にこうかなぁ~~~~と考えているフィクションです(笑)。本気で取らないでくださいね。
いい加減に思ったことを調べもせずに晩酌の酔にまかせて書いてみただけですから。
私の記事こそ『禁断の・・・』ですな。


今日は、そんなところです。

*只今、子犬のオーナー様、募集しています。

では・・・

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