東京から夜行バスで帰ってきたよ。

２０１２年１１月１日（木）　 時々

先日、１０月３０日に東京にトンボ返りで行って来ました。

今回の上京の目的は、フィンランドフローリスト協会会長であり大学教授であり、世界的なトップ・フラワー・アーティストであり、有名なチベタンスパニエルのブリーダーでもあるヨウニ氏と親交を深めることです。
ヨウニ氏のアジアツアーは、既に台湾、香港、での大成功を収め東京での北欧デザインのデモンストレーションと講習会も大盛況でした。

その打ち上げパーティーに、ヘンティネン クミ様の計らいによって招待されました。


行きは、近鉄特急＋新幹線で時間に間に合うようにスンナリと・・・

そして楽しいパーティーでのヨウニ氏との熱い犬談義と私としては大変満足なひと時をご一緒させて頂きました。

靴を履くと、私の身長は１８０cmになりますが、ヨウニ氏たちに挟まれると子供のようです（笑）。
左から、ヨウニ氏、私、ペルティ氏です。


帰りは、１泊して翌朝一番で新幹線で帰ろうか・・・と考えましたが、せっかくなので久々にJRの夜行バス ドリーム号を利用してみることにしました。

東京駅の八重洲口発なので出発ターミナルはとても分かり易いです。
しかし、東京駅は実に不便ですな。
早い目にと時間に余裕を持ってチケットを予約しておいたので、１時間ほどの待ち時間ですが・・・・

まず、待合室も無ければ 腰掛ける椅子も無い。昔のヤンキー族のウンチング・ポーズで『夜露死苦！』と足の痺れを誤魔化しながら待つしかありません。
それにトイレも改札口の中にしか無い（入場券を買ってトイレに行けってか？）。
喫煙所やスモーキングエリアも無い。路上での喫煙は罰金だそうです。
まるで修行僧ですな。

周りを見回すと、仕事で疲れたサラリーマンが同じように『夜露死苦！』ポーズで一様にスマートフォンと睨めっこしている異様な光景・・・
お前ら、スマートフォンに操られている奴隷みたいだぞ・・・

名古屋や私たちの田舎ではありえない大都会の草臥れた世界が広がっています。
とても写真に収める気にもなりません。

東京八重洲口の長距離バスターミナル。


１１時３０分発のドリーム号に乗り込んで名古屋までバスの旅です。
私が乗車したドリーム号は大型の二階建てバス。
後輪が２軸あるので、横から見たら６輪車に見えるタイプです。
２階と１階の前半分が座席で、１階の後ろはトイレになっています。

今回は、お客が少ないので２階の座席は指定席に関係なく好きな席で休んでください、とのスタッフの心遣いに感謝です。
２階の一番前の窓側の席を使わせて頂きました。

ここだと、途中で私の座席の横を通る方は誰もいないので熟睡できます。
シートは、横３列で、全席が独立したキャプテンシート。隣の乗客と肘掛けの取り合いの必要はありません。

足置き（オットマン）付き、専用使い捨てスリッパ付き、そして毛布付きと飛行機並みのサービスです。
これは快適とばかりに、毛布を２枚使わせて頂いて、フルリクライニング。
１６０~１７０度くらい倒れるので、足置きと合わせれば快適に寝られます。


途中の休憩場所は、２時間弱走って 足柄サービスエリアで２０分ほど。
いっぱい、長距離バスが休憩のために止まっています。


素晴らしい看板を見つけたのですが、何しろ深夜ですから何も見えません・・・


そして三ヶ日ICを出たJR三ヶ日支店前で２回目の休憩。


前を走っていたドリーム号。
よく見るとレディース専用車！このお尻を追いかけて走っていたんだな（笑）。
現役のレディースもいれば、元ミスの方もいらっしゃるような・・・あれから４０年！キミマロ先生の声が聞こえてきそうです。


ついでに、車内のトイレもちょっと失礼して撮らせて頂きました。
今後、夜行バスを使ってみたい方の参考の為に。

ドアの外から撮った写真。
手前の右に上がる階段で２階の座席に行きます。
その奥がトイレです。


トイレの中も清掃が行き届いて綺麗です。ちょっと拝見・・・
電車や飛行機のトイレをイメージして頂ければ、そのような感じです。
ちょっと違うのは、男性の場合ですが、いわゆる立ちションではなく 便座に腰掛けて小用を足すように推奨されています。
立ちションの途中に不意の急ブレーキなどで自己噴水を浴びたり、悲惨な目に合わない為の配慮でしょう（笑）。
私？もちろん座って２回ほど利用させて頂きました。


定刻6：5８amにキッチリ到着したのは、さすが世界に誇る定刻厳守のJRと言うべきでしょう。
（事故などの場合で高速道路が閉鎖された場合などは遅れることがあるのは当然ですが・・・）

この内容で、６,４２０円の運賃は安いですね。
早期予約ですと、大幅な割引もあります。

名古屋から犬舎に戻るのに、松阪か多気駅までの機関車の連絡が悪いのが玉に傷。
7：10発の近鉄特急アーバンライナーを利用して帰宅しました。

JRの『快速みえ』でも名古屋⇨松阪駅までの所要時間はそう変わらないので、１本快速を増やしてくれれば経費節減になるので嬉しいのですが、贅沢ですね。

近鉄特急アーバンライナー 賢島行。


午前中に犬舎に戻れたので、すぐに仕事に就けます。


少々ヘバッていますが、ホテルで休んで朝一で戻っても同じくらいは疲れは残るでしょう。
元気なのは、こいつら達！！！



こんな感じでしたが、何十年？ぶりに夜行バスを利用して、随分進化しているのに驚きました。
シートも良く出来ていて疲れにくいです。
昔は窓側の席は寒かったものですが、今回は毛布を２枚使ったせいかも知れませんが、寒さは感じられませんでした。
サスペンション（バスの車体を支えるクッション）もエアサスで、変な突き上げもなく大型のクルーザー船に乗っているような乗り心地です。

今回の夜行バスを選ぶに当たって、色々な会社が長距離夜行バスを運行しているのを調べました。
安いのは3,000円台からありました。
しかし、シート４列、トイレ無し・・・は、さすがに辛いものがあります。

値段が全てならこの選択も大いにアリだと思いますが、ゆったり寛いでと考えれば、横３列シート＆トイレ付きは必要条件でしょう。
これで睡眠と排泄の２大生理欲求はクリアできます。
また、出来れば安心を買う意味で少々お値段が高くても大手の会社が運行しているバスの方がイザと言う時に安心かと思います。

あとは、深夜のバスなので、休憩時間終了時に修学旅行のように全員乗っているかの確認はしてくれません。
定刻になれば黙ってサッサと走って行ってしまいます。
休憩時間に外の空気を吸う場合は、必ず時間厳守で戻ることです。
トイレ待ちでも出発時間に遅れたら、問答無用でその場に置き去りされます（笑）。


皆様にも、ビジネスホテル＆電車以外でも これは使えるとお勧めしたくなりましたので、今日は夜行バスの話題です。


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では・・・

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